今回の国民的騒動について

今国民の方々が注目されている騒動があります。本日の新聞紙上では、一件落着のような見出しが躍っていましたが、本当にそう言えるのでしょうか?

私も昨日その模様を拝見しましたが、一番違和感を覚えることとして、彼らは、会社が作った商品であります(言い方はあまり良くないので申し訳ありません)。その商品が自ら謝罪すること自体あり得ないことです。あくまでどのような経緯で問題を発生させようが、会社の責任の下でしか商品は世間に出ることはないのですから、会社が全責任を取らなければなりません。しかし、会社トップが謝罪するのではなく、商品が謝罪するという異常性を感じました。本来先ずは、騒動を発生させた会社として社長なりトップが謝罪したのち、それぞれ混乱を起こしたとして彼らが、そのことについて謝罪をするのでしたら理解できるのですが、この会社のそして、現代の企業体質を見たような気がします。

また、1対4の感じだといわれる方も多く、1が正義で4が悪と捉える紙面も見られました。逆に1を裏切者と見る方々も多くいらっしゃいます。私は過去、1の方の人間でした。会社側に立ち、会社を辞めたいという人を説得していました。中には残ってよかったと言ってくれる人もいましたが、果たしてみんな幸せだったのかは今もわかりません。ただ、立場としてそうしなければならない義務感のようなものを持っていたのかもしれません。しかし、会社の看板で自分が存在していたことも事実で、会社の看板がなければ仕事が減ることも事実であります。(実際、私も会社在籍中に懇意にしていた方々と接することがなくなりました。)組織にいる以上、多少のことは我慢をしなければならないこともこの世の中には存在します。今回この5人を見ていてそれぞれの苦しい気持ちが理解できます。

今回の騒動は、いつ自分に訪れるかわからない出来事です。きっとこのようなことで悩まれている方も多くいらっしゃると思います。是非そういう時は、信頼できる方に相談をしてください。決して一人で悩まないようにしてください。必ず理解してくれる方はいます。

最後に、憔悴しきった彼らを見るのが本当に辛かったです。私は、彼らが選んだこの選択を応援していきたいと思います。そして、今後このようなことが誰にも起こらないことを、そして会社が社員を守ってあげれる社会を切に願います。

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