今年に入ってから、相次いで不倫報道が一面を飾っています。
犯罪でないものが、これほど話題になるには昔と今との違いがあります。
その違いの1つが、女性がやっと自分の考えを言える時代になってきたという事です。一昔前は、「色事は芸の肥やし」、「英雄色を好むなど」、男性の勝手な言い訳が通り、ただ単純に女性が我慢をしていただけでした。不倫を肯定していた風潮が、昔の日本には存在していたのは確かだと思います。歴史から、男尊女卑が根付いていた日本では当然だったのかもしれません。
不倫に対する認識は、女性の社会進出とともに変化をしています。不倫の大半は、職場で起こります。家庭にいる時間よりも長く会社にいるわけですから、会話の時間も、夫婦の会話より会社の人との会話の方が多くなるのは当たり前ですが、自分を理解してくれていると感じてしまうのが、より新鮮さを増幅させ、不倫に走ってしまいます。
恋愛をしている人は、輝いて見えるもの。例えそれが不倫であろうとも恋愛に変わりはないのです。ただそれは当人たちだけの世界であって、周りにとっては不快なものです。身近にそのような場面を見ることが多くなってきていませんか?でも、見て見ぬふりをすることが賢明と思ってしまうのです。
その不快な思いが、公人や芸能人の不倫報道には敏感に反応します。自由に自分が考えていることを言う事ができるからです。身近だと言いずらいことでも、ニュースなら言えるのです。昔ならニュースにもならない出来事が、今ではすぐニュースとして流れ、不倫というタブーな話を話題として上げれるようになったのです。
昔も今も不倫は決し許されるものではありません。しかし、昔も今も不倫はあるのです。男女が存在する以上避けられない事実です。ただ、不倫に対するモラルは、こういう報道が出ることで高まっていくことは間違いないと思います。
不倫はダメ、不倫は良い、賛否両論あると思いますが、一つ言えることは、幸せの陰で傷つく人が必ずいるということです。
皆様は、どうお考えになりますか?
人の不幸の上に幸せはない。たとえ、相手が別れてこちらと一緒になっても相手はまた、同じことを繰り返す。そして、自分に待っているのは、自分の心が荒み、大切な人が去っていき、待っているのは、多額の慰謝料請求書や裁判です。